映画 記者たち~衝撃と畏怖の真実~の無料動画をフル配信で無料視聴！Pandora/Dailymotion/9tsuも確認

イラク戦争の真相を明らかにしようと奔走する新聞記者たちが主人公。ナイトリッダーと言う小さな新聞社の元締め？みたいなところだけが真実に気付き報道してたという実話らしい。大手新聞社にも善良な記者はいただろうけれど、大手ならではの圧力なんかがあるんだろうな。「困難な時こそアメリカ国民は一致団結」と豪語する割りには国内には人種差別が蔓延してるから恐ろしい。バイスという映画を観た後だと今作の話が分かりやすいかも。30代男性

ジャーナリズムものは、制作側の偏った思想や心情が過剰な音楽の中オーバーに描かれた物よりも、今作のように冷静に地味な描写をただただ積み重ねている方が現実味があり、プロっぽくて良い。あくまで個人の見解だけれども。盛り上がりがあるわけではないけれど、その分登場人物のほんの少しの感情の変化や怒りが真に迫ってくる。中でも印象に残ったのは、届いた脅迫メールを編集長が無言で添削して送り返すシーン。「こんなもん、いちいち真に受けるな」と。記者としてのガッツとボスとして豪胆さが滲み出てて無茶苦茶カッコいい。まさに「粋な返し」ってやつだ。30代男性

日本では、もしかするとアメリカでもマイナーな記事配信会社の記者魂を題材にした映画。映画が訴えたかったことは若い兵士を戦いに参加させたデマ情報への憤り。当時、盛り上がった愛国心の風は、若者を戦争へ行かせる追い風となるには十分で、国のお偉い方は開戦に都合の良い情報だけを採用し、その結果その情報に信じ、兵に志願した若者が多く命を落とした。新保守主義達の勝手ぶりは、「バイス」で異常な様子で描かれており、この二つの映画を合わせてみると、当時の歪な権力と報道の無力さが理解できる。国内外問わず、大手メディアは政府の公式発表を信じて報道する中、その真実性を問うナイト・リッダー社がどれほど尊い存在だったか…。しかし残念ながら、この会社も現在は無くなってるらしい。この映画から報道される事の全てが正しい訳ではないと学べた。40代男性

結局は、チェイニーとラムズフェルドが言った言い掛かりを根拠にイラク政権を滅亡させた事とアメリカ、イラク双方の大きな犠牲を止められなかった話。大手メディアも政府の主張を信じる中、マイナーな新聞社が唯一真実を伝えていた実話らしい。知らない会社だったので、そういう気概ある報道社があったのかと思う一方、結局は当時の大統領とアメリカの強さを見せつけ、イラクを滅亡させたかったチェイニーに負けてしまった。スピード感はあるも、私たちだけが正しかったんですよという話だった。事実だから放映の妨害はできなかったようだ。30代男性

フェイクニュースやデマ情報、また炎上商法等等で熱くなっている群衆を煽る一部の人間とその真実を追う記者のストーリー。日本のしっかりとしてない報道機関しか知らない人にとってこの映画の登場人物達の真意は理解できないのかもしれない。映画としては華もなく最後も盛り上がりに欠けるが、記者魂を伝えるために制作者が敢えてそうしたように思った。今作のように真実を白日の元に晒そうと頑張る作品は応援したい気持ちになる。40代女性