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ルイス・キャロルが書いた『不思議の国のアリス』とその続編である『鏡の国のアリス』を原作、というか原案として鬼才ティム・バートンが監督した本作は、いわゆる「アフター・ストーリー」です。登場するアリスは19歳の美女になっています。演じるのはミア・ワシコウスカさん。本作でティム・バートン監督に抜擢されてアリス役を演じました。人形のような、という表現がピッタリくる綺麗な女優さんです。そしてティム・バートンといえば、ジョニー・デップですね。本作ではマッド・ハッタ―を演じています。バートン作品でジョニー・デップの素顔は出たことがあるんでしょうか？　狂った帽子屋を嬉々として演じています。ちなみに、ルイス・キャロルの原作には「マッド・ハッタ―」という呼称は使われていないそうです。ティム・バートンのイメージが爆発していながら作劇もしっかりしていて、バートン円熟のエンターテイメント作品です。50代男性

不思議の国のアリスは、よく知られた物語ではありますが、ティム・バートン監督らしさが全開な作品だと思います。キャラクターが本当に個性的で独創的です。特に魅力的なキャラクターは、やはりアリスだと思います。戦闘シーンもかっこいいのですが、ワンダーランドの仲間たちとの関わりを通してワンダーランドでの記憶を取り戻し使命を果たそうと変化していくアリスは特にかっこいいです。現実の世界へ帰ってからも、したたかに自分の人生を切り開いていくのだろうなと思います。出演している俳優陣も非常に豪華で、お気に入りポイントの一つです。皆さんもきっとお気に入りのキャラクターが見つかるかと思います！また、美しく非常に豪華な衣装や、食べ物へのこだわりも素敵です。30代女性

日本では『不思議の国のアリス』の名前で知られている有名作の、その後の物語の映画です。アリスが１９歳になっていますが、かなりの美人に成長しましたね。でも相変わらずの空想癖は変わってなく、またしても穴に落ちてしまうところから、「いよいよか！」と物語の始まりにワクワクさせられます。また、この映画は断然３Dで観るべきです。あの独特の不思議な世界に自分まで入り込んだような一体感は癖になりますよ。最初弱々しかったアリスが、徐々に自信を取り戻し、最後はジャバウォッキーを倒し、なおかつ元の世界に戻ってからはヘイミッシュのプロポーズもちゃんと断るところは見ていて痛快です。やっぱりアリスはこうでなくちゃね！続編も絶対見ます！20代女性

童話の映画化ですが、アニメと実写の融合が見事でした。一度、不思議の国に行った後の物語で同じようにウサギの後を追って行きますが、昔も今回ももどこか現実逃避したいタイミングのような気がして、エアポケットの時期に現れる自分の心の内もワンダーランドかもと思いました。ちなみにアリスと行動を共にするマッドハッターの役をジョニー・デップが演じており３枚目の役なのにふとアリスに見せる顔に色気があり、ラストにもワンダーランドに残るように誘うのでアリスへの恋心も見せてくれて微笑ましかったです。アリスも想いがありそうだったのに現実世界に戻っていき、自分が亡き父の後を継ぐ仕事をすると母たちの勧めた結婚の話を断ったので恋よりも仕事に生きるのね？と思っちゃいました。仕事の方が自主的でよりアリスのやりたいことだったのかな。吹き替え版もありますが、英語ならではの単語を面白可笑しく使ったやりとりが楽しめるので字幕がおススメです。マッドハッターの仲間のチェシャ猫が罵られるときに使われた「dog」の表現はほんと絶妙でした。30代女性