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盗賊になりかわったまま「TAJOMARU」として自由に暮らしていけば良かったのになあ。やっぱり生まれた家の身分が気になるんかなぁ。姫は綺麗やから未練があるのは分からんでもけれど。「TAJOMARU」の名を受け継いだ瞬間に前の身分は忘れられたら良かったよね。ずっと忘れられんままやから、結局最後に変な事になってしまう。ま、自分はホントにこの時代に生きた訳ではないんで盗賊が自由なんかは定かではないけれど。どんな人間でも「手に入らないもの」を欲しがってしまうんやろなあ、切ないな。20代男性

小栗君の舞台「カリギュラ」を観て、山本プロデューサーが制作に至ったという経緯もあるそうで、小栗くんの演技は、まさに舞台を見ているかのようでした。それから田中圭君の演技が「ドラマ・おっさんずラブ」の「はるたん」とかけ離れすぎて、私の頭がついて行けませんでした。田中圭君ははすごい俳優なんだなと改めて感動。ヒロインの阿古を演じた女優さんがもう少し有名どころだったらもっと良かったのになあ。30代男性

芥川龍之介「藪の中」を元に描いた美しい映像作品。元盗賊・桜丸の田中圭の狂いっぷりがいい。芥川文学が数多くの映画や舞台の素材になるのは、映像化した作品と原作とが、決して互いの足を引っ張らないところではないだろうか。鎖を上っていくシーンは「蜘蛛の糸」を連想させられる。幼少時の桜丸と直光が芋を食う回想シーンには手の届かないものを欲するよりも、目の前にある幸せを大切にするという生き方もあったのに・・と泣けてくる。20代女性

人を善意で守ったのにもかかわらず、悪意により裏切られ、全てを失った男の人生を描いている。悲しみ。怒り。悔しさ。苦しみ。憎しみ。そして愛。様々な感情を表現する小栗旬さんの熱演が素晴らしかった。山あれば他のありすぎる作品。裏切りと欲望の渦巻く世の中で相手を信じぬくことはたやすくはない。しかし、愛しているのなら信じぬくことが大事なのではないだろうか。30代男性

芥川作品の「羅生門」に出てくる「多襄丸」というキャラクターをモチーフにした作品。芝居もでき殺陣もできる小栗旬さん。いったいどれくらい練習を積んだのだろう。イマドキの役者さんは殺陣もこなせないと通用しないのだなと痛感。どの役にも感情移入できたけれど、結局終盤には小栗旬さんの演技に魅せられました。30代女性