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名優揃いで本当に上手くて参りました！なのに「名優」という事実をこちらが忘れてしまう程の素朴さと田舎臭さを表現していて、その演出にも驚かされた。エキストラの村人と俳優陣がお互いに良い影響をしあって、最後は結構泣かされてしまいました。役所広司扮する純朴なきこりの親父さんと、山崎努にすっかり心を奪われましたよ。優柔不断でオーラの全くない役柄の小栗旬も最高の演技でした。30代男性

沖田監督特有の「独特なテンポ」なのだろうか、でもそれがとても心地いい。凄く好きなタイプのヒューマンコメディ。監督や息子が成長していく様子と共に1本のゾンビ映画の完成するまでを、人情味にあふれた木こりの親父との交流を通して描いている。出演している人々の温かさと面白さが心に染みてくる。役所広司の演技に惹かれて彼に注目しきっていたら、後半に大御所が登場してきて、さらにコミカルさが増して、小栗旬の演じる監督の自信へと繋がっていく。心が寂しくなったら見たくなってしまうような映画です。30代女性

演技力はもちろんだが、役所広司が涙が出るくらい美しいおじさんなのに気が付いて涙がでるくらい。とにかく最高過ぎる。彼が演じるおじさんはニートの息子を2人暮らし、映画の良いさや凄さなんて知る由もない。でもひょんなことから映画の撮影に巻き込まれてしまった。自分のきこりという仕事や亡き妻の三回忌を忘れてしまうくらい映画にはまってしまうのだ。このおじさんが最高、本当に凄すぎて泣けて来てしまう。沖田監督って同じ役者さんじゃなくていつも違う役者さんと仕事をしてる感じもするな、凄い。30代男性

登場人物たちの心の交流がとても丁寧に、着実にゆっくりと描かれ、彼らの成長と共に描かれている。これといって大きな事件・出来事が起こる訳ではなく、どちらかというと単調な日々に見えるかもしれないが、映画を見終わったあとに心が澄み渡ったような快感を覚える。役所広司さんの木こり、とても素敵で最強ですね。主題歌は星野源の「フィルム」だったのですが、それも相まって素晴らしかったです。30代女性

静かで何もない山間の農村で映画撮影が始まる。職人気質のきこり・克彦。自分に自信がない若手新人映画監督・幸一。その二人の歯車が少しずつ噛み合っていく。克彦の引きこもりの息子をはじめ、脇を固める役者陣がとても良い味を出している。「横道世之介」も「南極料理人」でもそうだったのだが、沖田監督は男達の日常の「悲喜こもごも」具合を描くのが実に上手い。頑固な克彦が息子に気を遣うようになっていったり、それぞれの人間のわずかな心の変化を上手くとらえている。話自体は静かに進行していく中、クスリと笑える場面があったり、見る人の心がジンワリと温かくなるような、良い映画だったと思う。40代女性